いつしか彼はひとふりの剣を胸に
光り凍れる霜柱を踏んで
宿星の夜道へと扉を開く

華やかに冷たい蒼穹に
刀身を打ちつける雪風を
血露に変えては後にする

日輪よりも星の光に祝福されし君よ
夕闇へ祈る言葉も知らず
極北にかける希いも持たず
花の影もその御名も曠野に遺さず
ただ誇り高き騎士であらんことを




[天竜堂]天竜風雅さまより---(2006.02.15)
イラスト・天竜さま/テキスト・シオザキ

「星」より、若騎士シュディリスを描いて下さいました。
うっとり…。やさしげなる容貌のうちにも、白色に高く燃える彼の魂が見えるようです。
星の称号を持つ騎士は並外れて気高く、また情熱の持ち主という設定なのですが、
その顕れは凍てつく冬空に瞬く星のそれなのです。
天竜風雅さま、ありがとうございましたv